遺品整理をすると売却すればお金に換金できる品物も数多く発見される可能性があります。処分するのは勿体無いですし、上手に売却することで遺品整理にかかるコストを下げることもできます。
そんな時、売却や査定先となるのが買取業者、リサイクルショップ、質屋などではないでしょうか。似たようなイメージを持っているかもしれませんが業種によって特徴があり、何を売りたいかによって適切な売却が可能となります。
遺品として価値ある品物が出てきた場合、適切なお店で査定や売却ができるように買取業者、リサイクルショップ、質屋の違いを覚えておきましょう。
買取業者の特徴
特定の品物を適切な査定で適正価格にて売却しやすいのが買取業者となります。イメージとしてブランド品を中心に買取するイメージが強いかもしれませんが、昔に比べると多くの品物を買取してくれるようになりました。
特定の品物に対しての商品知識やノウハウがあるので買取対象となる品物に関してはリサイクルショップなど高値で売却できる可能性が高いです。
遺品を専門とした買取業者の対象物を列挙すると着物、切手、小銭、毛皮、アクセサリー、金券、金、ブランド品、宝石、時計、骨董品、衣類などが買取対象となっています。(買取業者によって買取対象の品物に違いはあり)
遺品整理の中で上記の品物が出てきた場合は処分ではなく一度、買取業者に査定してもらうと金銭に換金できる可能性もあります。
リサイクルショップの特徴
リサイクルショップは多彩な品物を取扱います。その種類は本当に何でもありといった感じです。
リサイクルショップの買取特徴としては多彩な品物を買取、多彩な品物を売る形態になっているので専門的な買取業者や質屋に比べると品物の市場価格や価値に見合った買取がされにくいといった特徴があります。
主な利用用途としては価値の低い品物を大量に売却したい時に利用するのが良いです。
遺品整理して出てきた一般的な衣類、本や家財道具など、もしかしたら価格がつく可能性があります。あまり買取価格に期待はせず処分する気持ちでリサイクルショップに査定してもらうのが良いです。
逆に価値のあるブランド品や品物はリサイクルショップに売却することはお勧めしません。専門買取業者や質屋で査定してもらい納得できたら売却すると良いです。
質屋の特徴
質屋はブランド品などを買取するイメージだと思いますが、少し毛色が違います。質屋と言うのは店舗に持ち込まれた品物を査定、価値を付けて、品物を担保として預かります。預けた品物の価値に応じて融資を行うのが質屋本来の姿です。
質屋に入れた品物は保存され、融資期限があります。期限まで元金や質料と言われる支払いをすることで期限を引き伸ばすことも可能。期限の切れた品物に関しては品物所有物の権利が質屋側に譲り渡されます。この状態になれば質屋が買取をした形となります。
簡単に言ってしまえば質屋は品物を担保としてお金を貸す。貸したお金を返さなかったら品物は頂くよ。といったスタイルです。
買取対象となる品物はブランド品や貴金属、宝飾品がメインとなります。
店舗に持ち込むことが基本となるので、忙しかったり…大量に査定してもらいたい品物がある場合は買取業者やリサイクルショップに依頼した方が良いでしょう。
質屋は手放すけど、もしかしたら手元に戻したくなる可能性のある品物がある場合の売却先として検討すると良いです。
わざわざ、自分で買取業者やリサイクルショップに連絡して査定しなくても、片付けを遺品整理業者に頼んだ場合、大抵は遺品整理業者が提携している買取店、リサイクルショップに査定依頼、買取してもらうことも可能です。
ただし、どの程度の商品知識があり、相場価格と比較して適正な価値で買取してくれるか、わかりません。適正価格での売却を希望したい場合は専門の買取業者に自分で査定、買取をしてもらうことをお勧めします。