故人が所有していた車、バイクは遺産の一つになります。相続して引き継いで利用するか、廃車にして処分をするか、処理方法を決めることは優先ですが、引き継ぐ、売却する、廃車にするといったいずれの行為も相続手続きをしなければいけません。
相続手続きをして、所有権を新所有者に移し替えてから廃車、売却等の手続きが可能になっていきます。
故人所有の車やバイクの相続手続き
ここでは相続人1人の名義に変更する場合に必要な書類などを紹介していきます。車やバイクの一部を相続する場合は別の手続きが必要となってきます。
車の相続手続きに必要なもの
- 遺産分割協議書
- 戸籍謄本
- 印鑑証明書
- 住民票
戸籍謄本、印鑑証明、住民票は市役所等で発行できますが、遺産分割協議書と言うのは発行される用紙ではなく作成するものになります。相続人全員の合意を遺産分割協議書によって証明する書類となります。
作成の必要事項として相続人全員の実印を押印してあること。また印鑑証明書を添付する必要があります。
遺産分割協議書の作成方法についてはインターネットにて「遺産分割協議書 作成方法」などで調べると丁寧に解説してくれているウェブサイトが複数あるので参考にして下さい。特に定められた形式、書式はないので簡単に作成可能です。
廃車にする場合
廃車にする場合も相続手続きはもちろん必要となります。最も簡単に廃車にするのであれば、必要書類を揃えた後、車の買取業者に相続手続きも含めて依頼するのが良いです。
バイク(原付・軽二輪車・小型二輪車)の相続手続き
バイク(二輪車)に関して、誰かに譲渡、売却する場合であっても一度廃車手続きをする必要があります。バイクの廃車手続きは車に比べると簡単になっており、ナンバープレートを管轄する市役所等で廃車手続きを行うことができます。
廃車手続き終了後に新所有者となる人が名義変更の手続きを行う形式となります。
- 廃車申告書
- 標識交付証明書
- ナンバープレート
- 印鑑(認印可能)
以上のものを用意することでナンバープレート管轄地域の市役所や市区町村の役所で廃車手続きが可能です。
バイクの処理を自分で行うのも良いですが廃車や買取を予定している場合はバイク買取業者に事情を説明して引取に来てもらうのも一つの方法となります。専門業者に依頼すれば必要書類だけ準備して後はお任せで手続きを行ってくれます。